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もう決めた! [食道がん]

1月16日(水)
 放射線科の医師に話を聞く日。きょうも妻と9時すぎに病院に到着。
 名前を呼ばれて診察室に入ると、担当医師のほか医学生2人、看護師1人が同席していた。勉強のためだろうが、いろいろ経験して信頼される医師になってもらいたいものだ。

 放射線の医師はよく通る大きな声で明快に説明してくれた。こんなに分かりやすい説明は初めてかもしれない。6週間の入院で計30回の放射線を胸骨付近から患部まで、リンパ節を含む部分に照射するという。聞いた限りでは重篤な副作用の心配はなさそうだった。併用して抗がん剤治療をするが、こちらの脱毛などの副作用の方が心配になった。およそ1時間、医師はほとんどしゃべりっ放しでおかげでホントによく理解できた。この先生なら任せてもいいかも。

 その後、消化器外科へ。たまたまT医師がいたため診察室へ。前々から考えていたように、手術は選択しないと伝えた。T医師はこちらの考えを尊重してくれ、無事に治療が終わるようにとそんなことを言ったと思う。そして来週に内科のS医師の診察の予約まで取ってくれた。このT医師も患者の立場になってくれるとてもいい先生だと思う。

 午後から出社。まだ伝えていなかった同僚に話した。「早期だから大丈夫。入院中は迷惑を掛けるけど申しわけない」と明るく伝え、みんなもそう暗くはならずに理解してくれた。さらに直属の上司にも声を掛けた。食道がんで1カ月半ほどの入院になると伝えると、同じがんで親せきが亡くなったらしく大変さを分かっているせいかかなりびっくりしたようだった。年度末の人事異動も控えているため術後の体調などを心配してくれたが、病院で詳しく聞いてくるということでまた次の機会に話すことになった。

 夜は新年会。飲んで騒いで楽しい時間を過ごした、時々がんのことが頭をよぎったが、もうどうにもならないし深く考えるのはやめていた。2次会のカラオケで酔った後輩Aが近寄ってきて「絶対戻ってきてくださいよ!さあ一緒に歌いましょう」と元気をくれた。Aは先日の飲み会でも帰宅した後にメールをくれて「退院したらまた一緒に仕事をしましょう。絶対に!」なんて泣きそうな文章を送ってくれた。こんな言葉が何よりの励ましになる。ありがとう。

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