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一転 [食道がん]

12月28日(金)
 大学病院を訪ねた。午前9時前には着いて終わったのは午後3時を過ぎていた。いい話が聞けず気分が沈んでいる。

 外科のK医師はとても気さくな感じのいい人だった。飲酒や喫煙、酒を飲んだら顔が赤くなるかなどと想定内のことを質問してきた。とりあえず内視鏡でもう一度検査する必要があると言って、血液、レントゲン、CTまでの検査を済ませた。この時点で昼は過ぎており、一緒に来てくれた妻とどこでランチして帰ろうかなどと相談し、軽い気持ちで再びK医師の診察を受けた。CTを見る限りは転移はなさそうで、内視鏡検査の予約を取る意味でも担当する医師に診察してもらうことになった。

 消化器内科のS医師は30代後半ぐらいだろうか。紹介状だけでは何も分からないと言いながらK医師と同じような質問をして、飲酒習慣が良くないので禁酒を勧められた。そして内視鏡検査では麻酔をそれほど使えないとか、大腸検査でポリープを除去するかとか、淡々と話すのでそれが冷たく聞こえて落ち込んでしまった。それからUクリニックの画像データを見て
「内視鏡ではなく手術を勧めますね。盛り上がっているし、範囲が広い」

 いきなりこう言われたのでさすがに衝撃を受けた。手術の方法などの説明もしてくれたが、突き落とされた気分になってしまった。結局は内視鏡での精密検査をしないと分からないということだ。仕事が詰まっているが年明けの予約を済ませ、またK医師の診察室へ。

 「どうでしたか?」とまずは心配してくれ、内視鏡で切除できない場合は手術か化学療法になり、入院期間が長くなるということだった。さらに外科医と相談したが、胃を半分切除しているためまずは食道の切除、腸ろうでの1カ月後に大腸で食道を作る手術になるという。手術となれば考えていた以上に大変なことになってしまい、日常生活にも支障をきたすようになるだろう。
 K医師はとても親身に話してくれ、パソコンを使っていろいろ説明もしてくれた。そして現段階では転移がない、深さでステージが決まると言った。浸潤していれば内視鏡はなくなるということだ。ありがたいことに相談があったら来てほしいと何度も言ってくれ、紹介してくれたU先生にも電話をしておくとのことだった。


 ほかにもいろいろな話を聞いたが、悪い話ばかりだったような気がする。病院としては期待を持たせてはいけないのだろうが、気分が沈むのは仕方がない。長い時間付き添ってくれた妻も暗い気持ちになったはずだ。
 さあどうする?といってもどうにもならない。
 内視鏡検査でいい結果が出ることを期待するしかない。

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